合わせ切れ多発

釣り日記、タイイングとか

100均でインジケーターを自作part2

 前回のインジケーターは、インジケーターの形状という記事で修正はしましたが個人的には納得いくものではなかった。
 
 なので、あれからいろいろ調べたり、実験してみました。


ナツメ型
 まずナツメ型を試しました。
 
 ナツメ型ですが、とりあえず自作で作りました。

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 水切りネットで、発泡ボールとか羊毛フェルトとかクッション用の綿を包み両端をスレッドで閉じました。

 
 まず、羊毛フェルトは水キレ悪くて全く使い物にならない。なので発泡ボールとクッション用の綿で実験しました。
 
 市販のナツメ型(中通し)のインジケーターがターンオーバーする前とした後インジケーターが横向き(地面と平行)で空気抵抗が一番低い状態なので問題ないのですが、ターンオーバーしている最中は、ナツメ型インジケーターが縦(地面に垂直)となり、空気抵抗が増して、ループスピードにブレーキが掛かり、ループスピードが落ちる。

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 ラインの先端に行くほどループスピードが落ちるので、ニンフの重さでティアリングが起きやすくなる。シンカーのあるニンフならなおさらです。ドライフライの時と同じようにキャスティングしていてもラインスピードが急に下がるので、ライントラブルの原因になる。

 インジケーターが大きければ大きいほどこうなります。空気抵抗の大きいドライフライをキャスティングしていても、ラインスピードが急に下がったりしないので、普段ほとんどルースニングをしない自分はこういったラインスピードが急に下がる感覚に慣れない。
 
 空気の流れを妨げないようにインジケーターに穴が開いていればいいのですが、そうなると浮力が下がる。
 
 フライフィッシングだから出てくる欠点というべきものでしょうね。他の釣りでは、フォルスキャストしませんからね。
 
 上に書いたことは風を完全に無視してます。横風の場合、インジケーターがどこの位置でももろに影響を受けます。

 

ナツメ型の欠点の改善策 
 一応改善策も考えました。ナツメ型は中通しタイプなのでこの問題が起こる。
 
 中通しせずに糸で遊びを作り、自由に動くようにしてみました。こうすれば空気抵抗が少ない形を維持できます。ですが、ちょっと違和感があります。

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 例えば、インジケーターの部分が前方にターンオーバーしている時、インジケーターが後方にある状態から、前方にある状態に変わるのですが、この時、一瞬ですけどフッと軽くなります。

 風のある日では、風見鶏のように自由に動くこの遊びのせいでライントラブルも起きます。真っ直ぐロッドを振ることすら難しくなります。風のない日ならできるかもしれないというレベルです。理屈の上ではこの方法がベストかと思われますが、実際やってみると難しい。

 あと、市販のナツメ型は浮力は高いのですが、基本的に太いので空気抵抗を考えるとなしだと思う。あくまでキャスティングのしやすさという点から見ればです。

 

 ちょっと見直ししました。上で実験したケースでは遊びの部分が長すぎたようです。遊びの部分が5~6cmだったのでライントラブルが頻発したということで、2~3cm程度に短くしてみました。

 さらに2パターン(ナツメ型ではありませんが)を加えて試してみました。上は、part1ではつまようじに直接クッション用の綿を取り付けたのですが、今回は遊びを付けました。空気抵抗を考えて、ちょっとボリュームは押さえてます。

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 こちらは、平巻ひもを取り付けてニードルで裂いたものです。

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 結論としては、水切りネット(発泡ボール、クッション用の綿)のものはやはり空気抵抗が大きく、水キレが悪くすぐ沈む。水切りネットのものは全部だめでしたね。たぶん遊びの部分の糸が太くて動きが悪かったのが原因の一つかと思いますが。

 平巻ひもはすぐ沈んで使い物にならない。まあ、ある程度分かっていましたがこれは論外です。

 クッション用の綿に遊びを付けたものは、キャスティングはまあ何とか問題ないレベルで、浮力もボリュームを押さえた割にはまずまず。普通に実践でも使えるレベルで、100均でインジケーターを自作part1よりもいいかと思います。

 遊びの部分ですが、素材はしなやかで丈夫なものなら何でもいいと思います。今回は100均のミシン糸を使用しています。

 

前回の改良型
 次は、前回と同じようにクッション用の綿をつまようじに着けるのですが、綿の形状をうちわのように整形します。

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 これだと市販品とたいした変わらないです。まあ、市販品よりも安く作ることはできますが。
 
 見てわかるように、この形状は横風には極めて弱いです。実際、横風のあるときに使用してみましたが、まともにキャスティングできませんでしたね。
 

テープ型
 他にも、クッション付きの両面テープを使う方法もあります。

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 適当な大きさに切って、片面に羊毛フェルトを細かく切って、張り付けて、もう片方の面をティペットに張り付ける方法ですが、位置移動もできないので使い捨てですね。残念ながら浮力もあまりありません。

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 もう一つ、クッションのない両面テープに梱包用クッションを張り付ける方法もあります。まあ同じようなものですけど。

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 梱包用クッションに油性マジックで自分の見やすい色を塗り、塗っていないほうを接着面に貼ります。貼る前によく乾かしたほうがいいです。まあ、貼ってから色塗ってもいいです。クッション用の両面テープに貼ると結構厚くなるのでなしでしょうね。浮力は増すでしょうけど。実際、梱包用クッションよりもクッション付き両面テープのほうが厚いです。

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 この中の方法の中では、一番空気抵抗が少ないです。後のほうが市販品に近いと思います。同じような市販品は安いので作る価値があるかというと正直微妙です。大きさを自由にできる、見やすい色にできるという利点はありますが...

 

 自分みたいにルースニングをする機会が少ない人はこれかな。これを5,6個フライボックスにでも入れておけば事足りと思います。市販のものはちょっと量が多いです。

 

発泡ボール型
 次に発泡ボール型を試しました。

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 ナツメ型で問題になった点はクリアできるのですが、小さい発泡ボール一つでは浮力が低い。小さな発泡ボールを複数付けるとライントラブルが発生しやすくなる。それにこの発泡ボール自体静電気を帯びているせいか扱いづらい。これはなしですかね。

 

 いろいろ試してみましたけど、使うならクッション用の綿に遊びを付けたものか、テープ型ですね。上でも書きましたが、あくまでもキャスティングしやすいのはどれかという点で見ているので、実際釣りするとなると違った点(繊細なアタリが取れるものとか)が出てくるかもしれません。